契約者(親)の年齢30歳 満期保険金200万円
※みらいのつばさ、ジャンプ型は契約日に8歳になっていると加入できません
①加入年齢0歳
月々の保険料 8,897円
②加入年齢3歳
月々の保険料 11,001円
③加入年齢5歳
月々の保険料 12,963円
④加入年齢7歳
月々の保険料 15,696円
以上のように、加入年齢が0歳のときと7歳のときを比較すると月々の保険料が1.7倍とかなりの差があります。生まれてすぐに加入するほうが親の負担も軽減されますね。
6-1 学資保険はいつ入るのが得かのまとめ
学資保険は生まれてすぐに加入するのが子供にも親にも良い。保険金を受け取るときの返戻率も高く、
月々の保険料も抑えることができます。
7 学資保険の年間費用
小学6年生以下の子供を持つ主婦に聞いたところ、月々、学資保険に支払う保険料は「10,000円から15,000円」と答えた方が半数近くにのぼるようであります。(http://hokensc.jp/gakushi/souba.htmlより)
先にフコク生命のみらいのつばさ、ジャンプ型でシュミレーションをしました。
加入年齢が0歳から7歳まで4つのパターンで比較しましたが、どれも、金額はアンケートの結果と同様になりますね。
仮に月々10,000円を12ヶ月支払えば120,000円。そして、18年間支払えば、18年×120,000=2,16万円となります。
満期金の設定が200万円にする方が多いので計算が合います。
ちなみに、国立大学4年間分の学費約500万円のすべてを学資保険でまかなおうとすると、月々の保険料は3万円くらいになりますね。
月々の保険料があまりに高いと解約の原因にもなりかねません。
貯蓄などと兼ね合わせて学資保険の保険料をしはらう契約内容にすることも考えましょう。
学資保険を検討している方の多くは最も学費がかかる大学に対応しようと考えると思います。
ゴールを決めて学資保険の比較や加入をしていかなくてはいけませんね。
7-1 学資保険の年間費用のまとめ
満期保険金の設定にもよりますが月々10,000円から15,000円の支払いを想定すれば、年間120,000円から180,000円の費用がかかると言うのが相場です。
20,000円や30,000円の保険料となると負担が大きくなりますので15,000円くらいまでが保険料負担と考えるといいでしょう。
8 学資保険の返戻率を確認
再三、「返戻率」という言葉を使っています。そもそも何なんでしょうか。学資保険の加入を考えていて比較している段階の方に関しては知っている知識かもしれません。
確認にはなりますが返戻率とは利回りの事です。
詳しい計算式は(満期保険金+祝い金)÷契約者が支払う保険料×100となります。
例えば、満期保険金200万円で支払った保険料が180万円なら200÷180×100です。その値は111.111…となりますので返戻率は111%となりますね。
基本的には返戻率を重視して考えて比較していくのが学資保険です。
様々な保険会社の学資保険を比較していくときには返戻率の高いプランが軸になります。
ちなみに、返戻率が110%をこえる学資保険はかなり高い返戻率と言えます。
ですので、先ほどのフコク生命の学資保険、みらいのすがた、ジャンプ型は返戻率がかなり高いわけです。
満期保険金の設定や保険料の払い込み期間によって変わることがあります。学資保険を比較する時には返戻率が高いもを軸におススメのポイントを比較して選びましょう。
8-1 返戻率と特約の兼ね合い(保障型)
学資保険の特約というと、医療保障と育英年金が代表的です。返戻率も大事だけれど、どうしても特約を付けたいという方もいるかもしれません。
こういった特約をつければ返戻率は下がります。
そういった時には医療保障、育英年金は他の保険で加入するという道を選ぶといいでしょう。
複数の保険会社との契約ややり取りが煩わしいいと思えるかもしれませんが最終的な返戻率には変えることができないと思います。
8-2 最初にプランをしっかり確認する
さて、学資保険を比較検討するには最初にさまざまなプランを確認することが必要です。各保険会社を比較する時には以下の部分を確認しましょう。
- 月々の保険料はいくらくらいなのか
- 返戻率はどれくらいなのか
- 支払いをする期間はどれくらいか
- 満期に達するのはいつなのか
以上4点を確認しましょう。
保険料の相場は先ほどまとめた通り月々10,000円から15,000円の保険料で加入する方が多いようです。返戻率の比較も軸になるポイントでした。
そして、将来は支払った金額に+αがあって戻ってくるとはいえ一時的には出費になる学資保険の保険料。
どれくらいの期間、支払うかも確認しておかなくてはいけませんね。
また、子供が大学に入学する時が一番出費があるのにもかかわらずその時に満期にしていないのでは困ります。満期の設定も確認しておきましょう。
8-3 学資保険の契約書類
さて、いざ学資保険に加入する時の契約書類には何があるのかも把握しておきましょう。学資保険も生命保険と同様の手続きがあります。
例えば、生命保険に入る時も当然にある「審査」があります。学資保険を契約するのにふさわしいか見られることになります。
生命保険ほど厳格ではありませんが審査を通らないと契約できないことになります。他にも告知書や意向確認書を提出することになります。
告知書では契約者と子供の健康状態をみられることになります。生命保険に加入経験があればご存じではないでしょうか。これらの書類は契約では重要な書類になります。確実にそろえましょう。不備があると、当然に先に進みません。
その後は審査を待つのみとなりますが基本的には書類審査になります。健康上によほどのことがに限り問題はないと考えてよいでしょう。
8-4 返戻率、返戻率と特約、プランのまとめ
学資保険を比較する時には返戻率の高さとその学資保険のおすすめポイント、特約はどうするか…
など、確認しておくポイントがあります。どれかに偏って契約してしまって後悔しないようにしないといけませんね。
9 学資保険を比較検討しているあなたが絶対知っておくべき3つのこと
ここまでの内容を踏まえて学資保険を比較検討する際のポイントをまとめます。
9-1 返戻率が高い学資保険は何かを知る
払い込んだ保険料よりも多くもらえる貯蓄型でも返戻率が高い学資保険を選んでいきましょう。これまで多々、返戻率の高い学資保険の魅力をまとめてきましたので解説は割愛します。
9-2 満期保険金と給付年齢を知る
満期保険金はあなたが設定するわけですが給付年齢は学資保険を扱う保険会社によって異なったりします。
大体は18歳の大学入学時に受け取れますが18歳で満期保険金を全額給付されるプランにするのか、満期が22歳であれば18歳では祝い金として半分、22歳で満期保険金として残りの半分を受け取る。
様々な受け取り方があります。どの時期にどれだけ受け取りたいかを計画して学資保険を比較してみましょう。
9-3 保険会社の格付けを比較してみる
学資保険は子供が生まれてから18年もの間保険料を払うことになります。そうなれば、信頼のおける保険会社を選ぶのも大事です。
ちなみに、先に紹介したフコク生命は保険金支払い率の項目でAA⁻で保険金支払い能力が優れていることを示しています。
また、ソニー生命の保険金支払い率の格付けはAAでこちらも保険金支払い能力が優れている格付けです。財務格付けの項目もチェックしてみるといいですね。
財務格付けとは保険会社の財務能力などを総合的に判断される項目です。CからAAAで格付けされます。BBBからAAAまでであれば問題ないとされています。
すべての格付けが未来的に保障されているわけではありませんので契約する直近の発表で確認してみてください。各保険会社の公式ホームページに公表されています。もしくは「○○生命 格付け」で検索してみてください。
以上の3つについてが知っておくべきポイントといえます。そういったポイントをトータル的に満たしているのが人気の学資保険といえます。
10 人気の学資保険を比較
それでは実際にどんな学資保険が人気なのか、また、どんなおすすめポイントがあるのかをみていきましょう。
10-1 返戻率の高さは業界でもトップクラス「フコク生命 みらいのつばさ」
先にも紹介しましたみらいのつばさはやはり人気の学資保険です。兄弟で加入すると返戻率がさらに高くなる兄弟割引も魅力ですね。祝い金の給付も11月1日ですので入学準備も余裕が持てます。
返戻率が高いことやプランがわかりやすい、保険会社の信頼性があることも人気の理由です。
10-2 高い返戻率のⅢ型が復活した「ソニー生命 スクエア」
こちらも高い返戻率と信頼性が売りの学資保険スクエアです。高い返戻率のⅢ型が復活しましたので加入者も増えてきそうです。ライフプランナーが丁寧に説明してくれるのも喜ばれるところです。
みらいのつばさと同様にプランがシンプルであることが人気の学資保険でもあります。
10-3 郵便局という安心感が絶大「JPかんぽ生命 はじめのかんぽ」
学資保険の先駆け的な存在の郵便局。しかし、以前は貯蓄型よりも保障型の学資保険でした。はじめのかんぽは貯蓄型に転換を図ってきています。当然、希望すれば医療保障もつけることが可能です。
目的に応じて3つのプランがあります。
小学・中学・高校・大学入学時に満期保険金を分割で受け取るプラン、大学入学から4年間に満期保険金を分割で受け取るプラン、そして最後に、大学入学時に満期保険金を全額受け取るプラン。この3つになります。
郵便局というブランドで加入している方も多く人気の学資保険の一つですね。
10-4 返戻率110%超えのプランあり「日本生命保険相互会社 ニッセイ保険学資」
こちらも保険会社としては大規模な会社の一つであります。また、プランも2つとシンプルです。
祝い金が5歳、11歳、14歳に受け取れるプランと祝い金なしで18歳に受け取るプランがあります。
2つのプランともに18歳から満期まで毎年、保険金を受け取ることができます。すでに日本生命の保険に加入していたから学資保険も日本生命で加入という方が多いようです。
10-5 医療保障を外せば返戻率はトップクラス「JAこども共済」
貯蓄型にも保障型にも対応できる万能型の学資保険です。貯蓄型にすれば返戻率が110%を超えるような学資保険として加入できます。
その場合「ステップ」と呼ばれる18歳以降に満期共済金が受け取れるプランと、「にじ」と呼ばれるプランがあります。
にじは3歳、5歳、11歳、14歳に祝い金、22歳に満期共済金を受け取るプランになります。
郵便局と同様に身近に事務所がある、家に訪問してくれて丁寧に説明してくれるなどもおススメのポイントです。
10-6 10歳までの払い込みで高い返戻率「アフラック 夢見る子供の学資保険」
通常の学資保険は子供が0歳から18年間支払います。
しかし、夢見る子供の学資保険では子供が10歳までの払い込みで返戻率が110%を超えるような内容もあります。
10歳までであれば子供への学費などで出費が少ないでしょうからその分、高い保険料を支払おうと考えるならばおススメです。
保険料の改訂で返戻率が下がっているアフラックですので10歳までで払い込みを終えたい場合には検討してみてください。
11 学資保険の見直しは必要か
学資保険をいろいろと比較して「いざ、契約!」と契約したのはいいものの「これで大丈夫かな…」と思うこともあるかもしれません。
果たして、学資保険の見直しは必要なのかを考えていきましょう。結論は以下の場合には見直しは必要と考えられます。
11-1 家計の状況から見直す
景気の低迷などにより家計の状況はめまぐるしく変化していきことでしょう。家計を切迫させてまで保険料を支払うようなレベルでは家計の破綻になりますね。
そうなれば元も子もないですので無理なく支払えるかも大事です。そんな時は支払う保険料を減額して支払えるプランにするなど見直しが必要です。
11-2 子供の進路状況によって見直す
家計と同じように初めに立てたプラン通りにいかないのが子供の進路です。
大学に進学した後に専門学校などでさらに学費が必要になる。国公立の大学ではなく私立大学への進学になりそう。そういった事も起きるのが進路であります。こういった場合にも学資保険の見直しが必要かもしれません。
しかし、プランを変更すると返戻率が下がったり結局、解約してしまい解約返戻金を受け取る方が受け取りがいい場合なども想定されます。ですので学資保険を比較する段階から余裕をもった計画が必要になりますね。
12 まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
学資保険を比較するときの知っておくべきことやポイントはお分かりになりましたでしょうか?
返戻率の高さを軸に祝い金や満期保険金の受け取り方について考えて学資保険を決めましょう。そして、保険会社の格付けをみてみるのもポイントです。
学資保険も保険ですので信用、信頼、安心がある保険会社も加入条件です。現段階でいえば、フコク生命やソニー生命は返戻率が高い学資保険を扱っていますね。
かんぽ生命やJAのように安心感がある保険会社もあります。それでは、あなたにとって最適な学資保険がみつかることを祈っております。
その一助になれば幸いです。