学資保険の加入率は何%?学資保険が選ばれる秘密を大公開

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学資保険の加入率は何%?学資保険が選ばれる秘密を大公開

結婚して子供が生まれて喜んでいるのもつかの間。教育費について考えていかなくてはいけません。

 

あなたはどのような方法で教育費を捻出していこうとお考えですか?

 

それまでの貯蓄とこれからの貯蓄ですか?定期預金ですか?今話題のNISAですか?

いろいろな方法があるものの、学資保険は加入率が非常に高い保険商品です。

 

それではなぜ、学資保険の加入率が高いのでしょうか?今回は学資保険が選ばれる秘密を大公開していきます。

 

これをきっかけにあなたも学資保険について考えてみてください!

 

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1. 学資保険の加入率を考える上で大事なこと

それでは初めに教育費の準備で大事なことについて解説していきたいと思います。このポイントを抑えて子供の教育費について考えていきましょう。

 

まずは大前提として以下のことを抑えておいてください。

 

「子供が生まれた時点で必要な教育費や必要な時期はほぼ確定している」

 

当たり前のことですが子供が生まれて、保育園や幼稚園に入園。小学校や中学校への進学、高校、大学と進学していきます。

 

ということは子供が生まれてから大学を卒業するまでの20年前後に必要な費用は大体わかるわけですね。

 

もっと言うと、子供への教育費が必要な時に手元に資金がないことは許されないわけです。そう考えれば、長期的な資産の運用で元本割れが発生してしまうような運用方法を選ぶべきではありません。

 

子供の入学は1年後や2年後に伸ばせるわけではありませんよね。必要な時期にしっかりと用意しなければいけないのが教育費です。この点が住宅取得の資金や老後のための資金の用意とは異なる点です。

 

※学資保険の加入率を考える上で大事なことのまとめ

子供が生まれた時点で必要な金額や時期は決まっていることを抑えておきましょう。

 

また、リスクがあるような資金調達手段はおススメできません。

 

学資保険の加入率を考える上で大事なこと

2. 学資保険とは?

子供の教育費の準備として学資保険の加入率が高いわけですが、ここで、学資保険についておさらいしておきましょう。そもそも、学資保険とはどのような保険なのでしょうか。

 

学資保険とは、毎月の保険料をしっかりと払うことで教育資金が必要と決めた時期に満期給付金がもらえる保険です。

 

一般的には「貯蓄型」と呼ばれて支払った保険料よりも多い額が戻ってくるタイプがまず一つあります。

 

もう一つは「保障型」とよばれ、親や子供に万が一のことがあったときに死亡保険金や病気やケガをしたときに治療のために保険金が下りるタイプがあります。

 

また、基本的には契約者(親)が保険契約期間に死亡した場合にはそれ以降の保険料の支払いが免除されます。

 

ご存知の方もいるかと思いますが育英年金といって契約者が亡くなってから保険期間満了まで被保険者に給付金が支払われる商品もあります。

 

様々な保険会社が様々な学資保険の商品を販売していますのでどれにするかは吟味が必要です。しかし、最大の目的は「子供の教育資金を貯める」ということになります。

 

実際に支払った保険料よりも戻ってくる満期給付金が少なくなっては意味がありません。その点を重視して選んでいきましょう。詳しくは後述致します。

 

※学資保険とはのまとめ

学資保険は保険料をしっかり払うことによって決めた時期に給付をうけられる保険です。

加入目的は教育資金の貯蓄ですので、支払った額より多くもらえるプランを選択しましょう。

学資保険とは?

 

3. 学資保険の加入率が高いのはなぜか

学資保険は多くの方が子供の教育費の貯蓄のために加入しています。それではなぜ、学資保険に加入するのでしょうか。なぜ、学資保険が必要なのでしょうか。

 

それを見ていきましょう。大きく分けて以下の4つがあると思います。

 

①子供への愛情を示し、勉強に向かうきっかけにする

これはとらえ方によっては少し嫌な感じがするかもしれません。子供が生まれて成長していけば思春期になって親を嫌う時期だって出てくるかもしれません。

 

勉強をせずに素行が乱れることもあるかもしれません。そんなことがあっても、親が子供のために学資保険を積み立てている姿を見ればありがたみを持ってくるのではないでしょうか。

 

通常の貯金とは違い「学資」のための保険ですので意味合いが変わってきます。子供もそこを理解できれば、勉強に向かうきっかけになると考えられます。

 

そういった意味で貯蓄性のある学資保険を選ぶ親も多くいるようです。

 

②万が一のことがあっても子供にはしっかり学業に務めてほしい

晩婚化が日本でも進んでいますし高齢になってから子供の学費を工面していく不安がある方。

 

親である自分自身の体調に不安がある方、もし、自分が亡くなってしまったら…。と考える親の方もいらっしゃることでしょう。その意味で学資保険に加入を考える方もいるようです。

 

万が一に対応する内容にすると返戻率が100%を切る商品がほとんどではあります。しかし、支払う保険料が契約者の死亡時の保障へ当てられるため損をしているわけではありません。

 

ただ、その契約で満期契約まで進むと損をするということです。

 

 

③子供の万が一の時の医療保険の代わりにしたい

元気に生まれたとしても、病気がちであったりすると医療費などが不安になります。また、部活動などをする年ごろになるとケガなどの危険も出てきます。

 

わざわざ、そのためだけに医療保険に入るのはどうかな…。なんて考える方が最低限の保障を求めて加入する場合もあるようです。

 

そうなると、医療保障が充実した学資保険を選ぶわけですが返戻率が100%を切ると考えられます。他にも、契約内容外の病気やケガであれば保障外ですので契約内容の確認もしっかりとしましょう。

 

④明確な目的はないが念のため

何か明確な目的はないけれども加入しておこう。という親もいるようです。どこでケガをするかわからないし何かあれば頼りになるのではないかというよな感じでしょうか。

 

心配を始めるとキリがないですし、親の精神安定剤のような感覚ですかね。そのような場合は多少、月々の保険料が上がってもより手厚い内容で契約するのがいいでしょう。

 

自動車保険ではありませんが、対人や対物まで給付金が下りる商品もあったりします。

※なぜ学資保険が必要なのかのまとめ

学資保険の最大の目的は教育資金の貯蓄です。しかし、親や子供の身に起こる様々なことを考えて加入するという目的もあるために学資保険は必要といえます。

 

なぜ学資保険が必要なのか

 

4. 学資保険の加入率、実際どのぐらい?

それでは、今回の本題でもある学資保険の加入率について詳しく見ていきたいと思います。ソニーの調べによると「現在、学資保険に加入している」という方の割合は60%ほど。

 

これから加入する予定だという方を含めると70%ほどになります。年代別にみると20代と30代の加入者が60%に上り子供が生まれてている年代での加入割合は、やはり、多いです。

 

保険会社の中には子供が生まれる前から加入できる学資保険にありますし、子供が生まれてから加入するのがいいといわれます。

 

そういった観点から20代、30代の契約者の割合が高いといえます。全体を通しても教育費などの準備手段として、学資保険の加入率は高いといえますね。

 

5. 学資保険に加入している人の実情は?

学資保険の加入率が非常に高い割合であることはお分かりになったと思います。ここでは、加入者についてもっと掘り下げて解説していきことにします。項目ごとにまとめてみました。

 

いずれもソニーの調べによります。

 

①いつ頃、学資保険の加を検討しましたか?

妊娠前・妊娠中…約24%

0歳前半…約42%

 

この数字を見ると子供が生まれる前か生まれた直後には学資保険への加入を考えるケースが多いようです。大事なポイントであった「生まれた時点で教育費と必要な時期は決まっている」を多くの方が意識している結果でしょうか。

 

②いつ頃、学資保険に加入しましたか?

妊娠中…約5%

0歳前半…約50%

0歳後半…21%

 

子供が1歳になる前に学資保険に加入する率が、なんと、8割近くに上ります。

 

子供が小さいうちに加入していれば保険料を支払う期間が長く、月々の支払う保険料が安く済んだりします。やはり、子供が生まれてから早い段階で加入するほうがいいといえます。

 

③加入している学資保険のタイプは何ですか?

教育資金のみを準備するタイプ…約63%

医療保障や育英保障がなど保障がついているタイプ…約34%

 

学資保険の最大の目的である教育費の貯蓄に重点を置いている、教育資金の身を準備するプランへの加入率が高いようです。返戻率も100%を超えるものがほとんどです。中には返戻率が113%などの高い割合の商品もあったりします。

 

医療保障は他の保険で考えて学資保険は貯蓄目的という方の多さが特徴です。(いわゆる、貯蓄型ですね。)

 

対して、保障がついているタイプ(いわゆる、保障型)を選ぶ方も3割を超えています。これは考え方の問題ですので一概に否定はできませんが様々なことに不安材料がある時にはそのようなタイプもいいでしょう。

 

④給付金の受け取り方は何ですか?

満期に一括で受け取るタイプ…約41%

進学の節目で一時金を受け取るタイプ…約55%

 

満期に一括で受け取る場合に多いのは高校入学時、大学入学時になると考えられます。小学、中学、高校に進学するときよりも多額の費用が掛かる時期になります。

 

ただ、中学進学時、高校進学時にその都度、一時金を受け取るタイプであればその都度の出費は抑えることができますね。これも、加入者の考え方ですので加入時やそれ以降の経済状況を考えながら決めていきましょう。

 

給付金の受け取り方について

 

⑤一時金を受け取るタイミングはいつですか?(複数回答)

高校入学時…約80%

大学入学時…約60%

中学入学時…約48%

 

一時金を受け取るタイプで加入する方の多くは複数回の節目で一時金を受け取ることが多いといえます。高校入学、大学入学の際に一時金をもらうタイプが多いのかもしれません。

 

大学入学時より高校入学時に一時金を受け取る割合が多いのは大学入学時には満期保険金を受け取る方が多いからだといえます。

 

⑥満期年齢の設定はいつですか?

17歳…約23%

18歳…約59%

 

結果的にみると17歳から18歳に満期年齢を設定してる割合が8割ほどになります。これはイメージ通り、大学や短大、専門学校への進学に向けた教育資金になります。

 

このタイミングでの出費が一番大きいです。自宅から通えない学校に進学したら生活費用などもかかります。計画的に学資保険を利用していきたいものです。

 

⑦保険料の支払い方法は何ですか?

月払い…約43%

年払い…約36%

 

学資保険の保険料を月払いに設定している方が多いのは少額で払えるのでその時その時の出費は抑えられますね。また、年払いの割合も低くはありません。これは、月払いよりも割安になるためにそれを選ぶ方も多いのでしょう。

 

多くの方が月々に考えると15. 000円程度の払い込みになるでしょう。年額にすれば180. 000円ですのでまとめて用意できる方はそれより安くなる年払いがいいですね。

 

⑧受け取り総額はいくらに設定していますか?

100万円~200万円…約41%

200万円~300万円…約30%

300万円~400万円…約18%

 

最終的な受け取りを100万円から200万円に設定している方が最も多いですね。200万円から300万円に設定している方を含めると7割ほどに上ります。

 

月払いで考えていけば妥当なところかもしれません。18年間支払うと考えれば…

 

300円÷18年=16万7000円/年となり、

月々であれば16万7000円÷12=14. 000円ほど。

 

おそらく、このくらいの保険料(月々)を想定している方が多い結果といえます。

 

⑨学資保険に加入するときに、重要に考えたことは何ですか?(複数回答)

返戻率の高さ…約58%

保護者に何かあったときに保険金が受け取れること…約39%

保険会社の安全性やブランド…約38%

 

やはり、返戻率の高さを考える方が多いようです。学資保険は教育資金を貯める目的と考える方の多さでしょうか。

 

しかし、保障内容を充実したものを考える方も結構な割合ですね。親心として、自分の身に何かあった場合でも学業に励んでほしいと考える方の多さになりますね。

 

そして、やはり保険会社の安全性も気になるようです。保険会社の「格付け」なども参考にするといいでしょう。

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