学資保険の加入率は何%?学資保険が選ばれる秘密を大公開

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学資保険の加入率は何%?学資保険が選ばれる秘密を大公開

 

⑩学資保険に加入するときに、参考にしたのは何ですか?(複数回答)

保険会社の営業担当者の説明…約30%

保険会社のパンフレット…約26%

インターネット(口コミサイト、比較サイト)…約25%

友人や知人の話や体験談…約24%

ファイナンシャルプランナーのすすめ…約14%

 

一番は保険会社の担当者から聞くのがいいでしょう。複数社にアプローチをしてみるといいかもしれません。今ではインターネットなども非常に便利になりましたので自分で情報収集をする方法もあります。

 

中には、お金についてのプロであるファイナンシャルプランナーに相談する方もいるようですね。対応力を充実することで加入率を伸ばしている会社も増えているようです。

 

いろんな不安が先に立つ方はそれもいい方法でしょう。

 

⑪満期を迎えた方に聞きました、学資保険に加入してよかったことは何ですか?(複数回答)

強制的な貯蓄効果があったこと…約71%

返戻率が良かったこと…約57%

保護者に何かあったときに保険金が受け取れること…約42%

学資保険があることによる安心感…約28%

 

最も良かったことは「強制的な貯蓄」と答える方が70%。自分達の意志で貯金を増やしていくことはなかなか難しいですよね。

 

有無を言わさず教育資金を積み立てていける学資保険の加入率が高い理由です。他にも保障内容を充実できるのも学資保険です。「万が一」に備えられるというのも親にとっては強みです。

 

さらには加入していることの安心感も親にとっては大きいことなのでしょう。

 

※学資保険に加入している人の実情は?のまとめ

いろいろな結果から考えると学資保険への加入で不安になることはないといえます。満期にまとめて受け取りたい、いざという時の備えもしたい…。

 

様々な目的はあるにしても加入しておくことでその後への十分な資金になってくることでしょう。

 

学資保険に加入している人の実情は?

 

6. 学資保険を選ぶときに一番大事なことは?

学資保険に加入して満期を迎えた方においては加入してよかったとの喜びの声が多いです。それでは、選ぶときや加入するときに一番大事なことは何なんでしょうか。それをまとめてみます。

 

繰り返しになりますが…「本当に必要な時期に、必要な金額を受け取ることができるか」これを軸に選ぶことが大事になります。

 

ある程度の将来設計をしながら契約内容を考えていく必要があります。必要な時期は子供が大学進学時の時だけで、高校や中学への進学の時には必要ないのか。

 

大学入学時に必要とはいっても入学金などの初期的な費用だけ大丈夫なのか。その場合、受け取り年齢を17歳にしていたほうが確実だな…。

 

などなど、結構細かい内容まで考えておく必要があると思います。

 

先ほどのソニーのアンケートでは「学資保険という安心感」というような内容もありました。しかしそれは満期を迎えてから思うことではないかと思います。

 

加入時にはもっと細かいところを考えましょう。加入する前の貯金と加入からの貯金、学資保険でどれくらい受け取りたいか、いつ受け取りたいか。

 

それらを保険会社の相談員やファイナンシャルプランナーなどに相談しながら決めてみましょう。

 

また、「万が一」の備えのために死亡保障などを付けようかと悩んだ場合です。学資保険のほかに生命保険などに加入していればそちらの内容をしっかり確認しましょう。

 

加入中の生命保険で賄える内容を学資保険に組み込む必要はないわけです。

 

※学資保険を選ぶときに一番大事なことは?のまとめ

学資保険を選ぶときには「本当に必要な時期に、必要な金額を受け取ることができるか」を考えて加入しましょう。保障を充実させたい場合は現在加入の生命保険などの契約内容を確認してみましょう。

 

学資保険を選ぶときに一番大事なことは?

 

7. 学資保険に加入しなかった理由

学資保険のメリットはたくさんわかってきたと思います。

 

ですが、中には学資保険に加入しない方も少なからずやいるわけです。果たして、どんな方たちなのでしょうか。以下をご覧ください。こちらもソニーの調べになります。(複数回答)

 

自分で計画的に貯金できる…約27%

夫婦のどちらかが必要性を感じていない…約25%

他の保険で代用…約24%

どれがいいか決められない…約19%

保険料を支払う余裕がない…約17%

 

以上のような理由が学資保険に加入しない主な理由になります。

 

一番大きな理由で「自分で貯金できる」があげられますね。教育資金を貯めることが学資保険の目的です。しかし、自分で貯金できるのであれば問題ないわけです。他には必要性を感じないことや他の保険での代用も大きな理由のようです。

 

そして、保険料を払う余裕がないという理由も少なくありません。無理に加入して家計をひっ迫しては無意味です。その場合には必要な時期に自治体によっては助成金がもらえたり、奨学金の検討もしなくてはいけませんね。

 

学資保険に加入しなかった理由

 

8. 学資保険の今と昔

現在、学資保険を扱っている保険会社は実に多く存在します。そして、一つの保険会社でもいくつものプランの学資保険を取り揃えています。

 

ここでは、これまでの学資保険と今の状況をまとめてみます。学資保険を選ぶときの参考にしてみてください。

 

そもそも学資保険はかんぽ生命が販売していて、かつてはその市場の70%を占めるほどのシェアを誇っていました。最近では、加入率のシェア30%ほどにまで落ち込んでいます。原因は、先ほども上げたような民間の保険会社が利回りが良い商品を

 

次々に販売し始めたからになります。そのような状況になったのは郵便局で扱う学資保険は返戻率が100%を切る商品に対して、民間の保険会社の学資保険は総じて100%を上回っていたからです。

 

しかし、学資保険は教育資金の貯蓄を目的とするものでもあり、保険商品の側面もあるために死亡保障、医療保障を選んだ

学資保険でもいいわけであります。

 

その点で考えれば、郵便局の学資保険は返戻率が99%ほどで、子供の医療保障が付加されています。

 

あとは選ぶ側の問題になりますので、返戻率は100%以上でなければいけないのか、郵便局の学資保険のように少しくらい返戻率が下がっても保障を選ぶのか。

 

「必要な時に必要な金額をもらう」というポイントに立ち返って考えていきましょう。また、そもそもの根底は「子供のためである」ということです。

 

学資保険の今と昔

 

9. 学資保険と他の資産運用の方法

ところで、「学資保険のほかには何か教育資金を貯める方法はないのか?」と思う方もいるのではないでしょうか。そこで、以下の3つの方法と学資保険での運用を比較していきたいと思います。

 

それぞれがどんなふうに優れているかわかると思います。

 

①学資保険と定期預金

まずは学資保険と定期預金を比べていきます。学資保険も定期預金も同じ「貯蓄」が目的になります。

 

そうなれば、どちらがいいのかという話になります。結論から言いますと…貯蓄型の学資保険に加入すれば定期預金よりも圧倒的に利率が高いです。

 

しかし、注意点が一つあります。学資保険を途中で解約しないことが前提にはなります。

 

大体平均して学資保険の一時金などが得られるのは子供が12歳ごろ。0歳から加入したとすれば12年は払うことになります。子供の年齢が高くなれば給付される金額も高くなります、保険契約が始まったころにもらえるのはごくわずかになります。

 

そのタイミングで解約でもしてしまえば元本割れを引き起こしてしまします。ですので、高い利率で学資保険を受け取りたいのならば毎月の保険料をしっかりと支払って解約しないことが必要です。

 

ここで、定期預金についてみてみましょう。ゆうちょ銀行を例に挙げます。仮に100万円を定期預金で預けていたとします。

 

そこで10万円だけを解約したとしましょう。いったんは、100万円の定期預金を解約したことにはなりますが、90万円を再度、定期預金すれば利率は同じですので途中解約のリスクは学資保険よりも少ないといるのです。

 

学資保険を使った貯蓄と定期預金の貯蓄の特徴の違いをしっかり把握しておきましょう。そして、繰り返しの復習になりますが保障が多い学資保険は貯蓄性が下がります。

 

貯蓄が一番の目的であれば保障部分を抑えた学資保険の加入がいいでしょう。

 

②学資保険と株・FX

学資保険と株・FXを比べる前に双方のリスクを考えていきたいと思います。

 

まず、学資保険のリスクですが…「途中解約による元本割れ」です。

 

例えば、月々の保険料が15. 000円だとしましょう。子供が生まれてから4歳の時に学資保険に加入したとしても早くて9歳ごろの給付になります。

 

5年間、保険料を支払っていれば年間18万円の支払いをしていることになります。一時金を9歳をで受けたとしても10万円ほど。そこで解約してしまえば、年間18万円×5年間=90万円支払って10万円しか受け取れない計算になるわけです。

 

解約返戻金があったとしても支払った90万円の満額になることはないでしょう。

 

こういった、途中解約が学資保険のリスクになります。

 

一方の株・FXのリスクをみていきましょう。株であろうがFXであろうが株価や通貨の動きをピタリと当てることが難しいというリスクがあります。

 

2008年のリーマンショックを思い出していただければわかるように、株価が急落することもあります。そして、一度、下がった株価はある程度の年月が経たないと戻りません。

 

例えば一株500円の株を100株購入したとします。5万円を使ったことになります。この株が下落して一株300円まで下がったとしたら3万円になってしまうわけです。2万円の損ですね。

 

この程度の金額であればいいとは思いますが桁を変えて購入すればかなりの損失になります。FXは最近、若者でも始める人がいますが元手の何倍も賭けることができたりするために大損する可能性もあります。

 

このように、双方のリスクを比べると学資保険を解約するリスクのほうが断然に少ないのではないでしょうか。加入前にしっかりと相談して加入すれば途中で保険料の支払いができないから解約するような事態も避けられるように思います。

 

③学資保険とNISA

投資の分野でいえばNISAも注目されています。中には「学資保険よりもNISAがいい」と聞いたりする方もいるかもしません。

まずはNISAについて簡単に解説していきます。

 

NISAは少額投資非課税制度といって2014年の1月に始まりました。個人向けの税制優遇制度になります。100万円までならば収益が非課税になります。

 

例えば100万円投資して50万のリターンがあっても20%の10万円は引かれなくて済むということになります。

 

デメリットはこちらも元本割れを引き起こす可能性があるということです。また、投資方法の目利きの力が必要であったり、ほったらかしにもできません。

 

とはいえメリットを考えると、リターンが増えることインフレに対応できること、自分のタイミングで売却できることがあります。

 

うまく運用できれば学資保険よりもはるかに高いリターンを得ることはできます。また、金利が固定の学資保険にはないインフレリスクにも対応できます。

 

学資保険を選ぶ代わりにいつでも解約できる低解約返戻金型終身保険を選んだ時と同様です。NISAも途中解約のリスクがないものにはなります。

 

しかし、株やFXと同様に投資でリターンを得るということは相当のリスクをも背負うということになります。投資のスキルや知識は一朝一夕で身につくものであありません。日々、刻々と変化する市場の動向をチェックしベストなタイミングで売却しなければいけません。

 

教育資金が必要な時に売却しようと思ってもリターンが確実にあるとは言えません。子供の教育資金のためにNISAを使うのは学資保険よりもリスクが高いように思えます。

 

※学資保険と他の資産運用の方法のまとめ

以上のように様々な資産運用と学資保険の積み立てを比較してみました。

 

総じて言えるのは「学資保険は途中解約しなければリスクが一番低い」ということではないでしょうか。定期預金は解約のリスクはないものの金利が低い昨今ではなかなか資金が増えていきません。

 

株やFX、NISAは元本割れのリスクがあります。いかに学資保険がリスクやデメリットが少なく貯蓄できることかがわかってきます。

 

学資保険と他の資産運用の方法のまとめ

 

10. まとめ

さて、いかがでしたでしょうか。学資保険は60%と大変加入率が高い保険商品です。加入を考えている方を含めると70%にもなります。

 

なぜ、そのような加入の高さになるかといえば「強制的な貯蓄性」と「他の資産運用に比べてリスクやデメリットが少ない」からだといえます。

 

ただ、途中解約がないように計画性をもって加入することが必要です。大切なわが子のためですので、ぜひ、学資保険を活用していきましょう。

 

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