子供が生まれて、医療保険は必要なの?それともまだ、必要じゃないのかな?と考えている方が多いかと思います。
でも、本当に必要なのはどれなのか?よく考えてください。
子供の保険について、真っ先に思い浮かぶのが学資保険だと思いますが、国や地方自治体によって助成制度がある事はご存知でしょうか。
それらについて、よく考え、検討してからでも十分時間がありますよ。
そこで、学資保険と医療費助成制度を含めた、子供の保険についての知識を詳しくご紹介します。
この情報をもとに、保険について自分に合った保険を選んで参考にしてくださいね。
目次
1 医療保険は子供に必要な保険?
子供が出来て、毎日がうれしい日々を過ごしていますが、「保険についてどうするのか」と聞かれると、ちょっと悩んでしまいませんか?
そこでまず、医療保険について考えてみましょう。
子供の保険には、学資保険」ありますが、その前に「医療費助成制度」がある事は、ご存知でしょうか。
市役所に行くと、出生届を出しますね。その時に医療費助成制度についての説明をされます。
その時に、医療保険と言う商品が存在します。役所の方の話を聞いてから必要なのか不必要なのか、よく検討してくださいね。
1-1 医療費助成制度とは?
「子供が怪我や入院となったら大変」と思う親は多くいます。
でも、病気やケガ、入院など考えるとお金の心配が…。
そんなときのことを考えると、保険に入ったほうが良いのかと、そんな風に思いますよね。
でもちょっと待ってください。子供の医療費については、慌てなくても大丈夫です。
1-1-1 地方自治体によっては医療費が無料になる
「子供の保険が必要ない」というのはたまに聞くことがありますが、「でも、なぜなの?」と思いませんか。
その根拠はと言うと、各自治体が行っている「子育て支援制度」に関係があります。
「子育て支援制度」というのは、18歳未満の子供がいる家庭に経済的・精神的に支援するためのサービスです。
その他にも、私立幼稚園の入園補助や地域で使える商品券が配布したり、
介護施設でショートスティを受け入れをするなど地方によっては工夫を凝らして行っています。
その中に、医療費助成制度が含まれているんですね。
気になる助成制度の内容ですが、地方によっては異なります。
病気やけがで入院や通院など医療に関係するものは、自己負担がかなり抑えられるので、役所に行き手続き行う事をおススメします。
子供の医療費助成制度の例としては、東京の医療費助成制度は有名ですね。
東京23区:中学卒業まで・所得制限なし・自己負担なし
(千代田区、北区では、18歳まで無料。)
他にも、
北海道南富良野町:子供が就学中なら22歳まで無料
神奈川県:小学校就学前まで:通院は無料・入院:15歳年度末
こうした様々な制度があることを考えると、子供の医療費はほとんどかからないように思えますが、子供の医療費助成制度には地域格差がある、という点には注意が必要です。
申請手続きが完了すると「医療費助成用の保療証」が交付されます。
これによって子供の医療費負担を軽減してもらうことができるので、お金の心配は随分楽になります。
ただし、手続きをするには、自分が住んでいる地方自治体で確認してからです。必ず調べておきましょう。
1-1-2 子供の医療費助成制度はおススメ
普段から「自分の子に限って」と思っている方。
毎日、子供の様子を見ても風邪を引くようなタイプでもないからいいかなって思っている方。
ちょっと待ってください。
子供の病気や怪我は、ほんの目を離した隙に起こりやすいものです。
特に怪我などは、子供から目を離さないように気を付けても、家事などをしているいてつい目を離しまった間に起きてしまうもの。
また、普通の風邪と思っていたら、実際は「インフルエンザにかかっていた」という、そして、気が付けば、病院に行く事になったりすることも。
子供って本当に目が離せませんね。
ケガだけなら、風邪だからと言って、医療費助成は必要ないと思っていても、実際、入院や通院などでかなり金額になります。
そこでもし、医療費助成を使っていたら、無料で治療をうけられる、という可能性もあるんです。
1-1-3 子供だからこそ医療費助成は必要
もし、実際に入院をした場合、どれくらいかかるのか、不安になりますよね。
0歳児の子供の場合は入院率は高い傾向がありますが、2歳児なると徐々に入院率も低くなります。
だからこそ、かかる費用も違いますが、子供が病院にかかるには親も付き添わないといけませんね。
まだまだ、未発達な子供ですから、自我のコントロールもできない子供を見るには、親の付き添いが必要となるので大変です。
通院だけならまだ良いけど、これが入院でもしたらと思うと、ちょっと考えますよね。
経済的にも精神的にも負担がのしかかってきますし、子供も親もストレスが溜まり易い状況になり、それによって陥りやすくなるので、抵抗力もかなり落ちていきます。
そんな事が無いように、自治体では「子育て支援」と言うサポートがありますので、子育て中に関わるものはどんどん利用して、家計を少しでも楽になるように医療費助成を受けたほうがお得であり、おススメします。
2 入院や通院など、子供の保険でいくら備えたい?
子供は入院率が低い反面、それなりにかかる費用と言うものがあります。
そこで、どのくらいかかるか、またどんな時にお金がかかるのか分かりませんよね。では、どのくらいかかるか参考に見てみましょう。
そして、前もって知っておくだけでも、子供の保険で備える金額を考える参考になったり、いざと言う時の心構えになるでしょう。
2-1 交通費は?
交通費は、当然かかります。
特に地方の場合は、車が主流ですからガソリン代がかかりますが、車が無い場合は、電車やバス、タクシーを使いますよね。
となると、片道ではありませんから往復代だと、金額も結構かかります。
通院でも交通費はかかるのに入院にでもなったら、それこそ大変ですよ。
ケガや病気の症状によっては、入院が長引く可能性もあります。それによって移動時間も大変なうえに、兄弟や小さな子供がいれば、連れての移動になりますよね。それこそ、移動もかなり大掛かりになります。
また、子供の付き添いで病院にいなければいけない、でも、着替えを取りに行かないといけないとなれば、家と病院の往復で、ガソリン代もかかります。
また、電車やタクシーなど公共交通機関を利用しすることでも、思いのほかにかかってしまいます。
2-2 ベッド代は?
子供の年齢にもよりますが、赤ちゃんの場合は、個室の場合が多いですね。
搾乳もそうですが、泣いたり騒いだりすると大部屋では、やはり周りに迷惑がかかります。
または、子供だけではなく親もストレスに耐えきれないと個室を選択する方もいますが、病院によっては、二人部屋もありますので、確認してくださいね。
ただ、個室の場合は、便利な分医療費助成の範囲外なので、かなり出費になりますが、病院によっては金額の差は大きく変わります。
医療費が安い病院でも最低でも5000円はかかると思ってください。
2-3 付き添い代は?
子供が入院したら、当然親も一緒に寝止まりになります。
という事は、簡易ベッドを借りないといけませんが簡易ベットにもベッド代と言う物がかかります。
病院にもよりますが、最低でも一日500円ぐらいはかかると思ってください。
また、親は子供の付き添いですから24時間体制なり、そこにシャワーや食事代、コインランドリーなど利用すれば当然金額もかかりますよね。
これらはすべて、100%自己負担になります。
2-4 食事代や衣類のレンタル代などは?
最も悩む入院中の食事代ですが、残念ながら保険には含まれせんが、退院時にまとめて支払う事になります。
ただ、長期の入院の場合は、支払いは月ごとに区切って支払う事になります。
では、金額は?と思いますよね。
病院によりますが、1食に付き数百円に入院した日数分が食事代になります。
また、衣類をレンタルする場合とは、入院着を使わなくてはいけない時(手術が終わった後など)や帰宅が困難の場合など、レンタルになります。
病院に言えば下着やパジャマなどレンタルが出来ますが、その支払いは退院時になります。
他にもコインランドリーも病院には置いてあるので使えますが、コインランドリーを使えば利用代がかかります。もし、長期入院でもしたらと思うと金額もかなりの額にはなります。
2-5 通院費は?
学校などスポーツをやっている子供や好奇心が旺盛な子供、身体を動かすのが好きな子供は、擦り傷、切り傷に火傷に突き指、捻挫など怪我が絶えせん。
軽い怪我なら必要以上に心配するほどでもないものですが、骨折などの場合は話が違ってきます。
そんな時に、しっかりと治しておかないといけませんが、その分、通院費もかなり負担がかかります。
また、学校や園など帰宅した後や小さな子供抱えながらの通院を繰り返すだけでも、親は大変です。
その手間や時間と交通費は、治すまでには大きな負担になりますが、今は、ありがたいことにその負担を軽減してくれる通院保障もあるので、利用してほしいですよね。
2-6 医療保険が必要と感じた時、どうする?
これらの事を考えると、やはり保険は必要なような気がしますよね。
ただ、本当に必要性が余り無いような保険に保険料を支払うのはどうかと思います。
それに、医療保険制度が設備されていない地域や、先天的な疾患を患っている場合などは除いても、本当に必要か考えさせられます。
もし、医療保険が必要が無いと思うなら、その保険料は親(夫婦)にかける保険保障を手厚くした方が良いかと思います。
3 おススメなこどもの医療保険とは
子供の保険について、今は様々な医療保険がありますね。
子育て雑誌にも数多く特集を組まれていますが、本当に必要なのかな?って思ってしまいます。
なので、子供が生まれてから検討する方が多くなっています。
そこで、「医療保険」について金額や保障内容を見て、自分に合った医療保険を探してみましょう。
3-1 県民共済
県民共済は、地域によっては「都民共済」や「府民共済」とも呼ばれていますが、内容はと言うと、ほとんど同じです。
保険の内容
- 加入年齢:0歳から
- 月額:1000円・1000円
- 入院(360日)・通院保障
- 手術や先進医療の保障
- 過失による第三者への損害賠償
- 契約者死亡の場合の共済金
もし毎月、1000円を年間11000円払ったとしても、1割の割戻金があるので、家計には嬉しいですよね。
他にも、入院以外にも保証をしてくれたりするので、要チェックです。
3-1-1 通院の場合
子供は何かと怪我をするものですよね。
軽い怪我ならいいけど、頭をぶつけたり、転んだりと出血で通院とかありませんか。
そんな時に医療費助成制度を使えば無料なのに、大きな病院など行くと、初診料だけでも「えっこんなにかかるの」と思う金額になってしまいます。
でもね、県民共済に入っていれば、日額として金額が出ますが、ただ確実に出るのかと言えば、通院証明書を出さないと分かりません。
子供の場合は、入院だけではなくケガや病気で通院がかなり多いですよね。
なので、入らないよりは入る方がお得だと思いますね。
3-1-2 加害者になった場合
県民共済には、第三者への損害賠償が付いています。これは「個人賠償責任保険」とも言います。
こちらの保険は、他人の物を壊したり怪我をさせてしまった時に払う保険になります。
子供の場合は、いたずらで他人の車にキズを付けたり、遊んで怪我をさせたりと様々とやらかしてしまうもの。
わざとではないけど、高そうな車にキズを付けたとしたら、高額な金額で賠償されてしまう可能性もあります。
その時に、この保険を使えば、安心ですが、その時に払う金額は100万まで保証してくれますが、自己負担金額は1000円かかる事を覚えてくださいね。
それと、この保険ですが、一人加入するだけで家族全員に保証してくれますので、子供だけではなく家族にも使えるのでおススメします。
3-2 コープ共済
コープ共済と言えば、生協とすぐに思いつきますよね。
こちら保険は、近くに生協がある方やコープを利用されている方には入りやすい保険かと思います。
保険の内容は、県民共済と変わりませんが、ただ違うのは掛け金と賠償保険が違います。
- 掛け金:月1000円
- 入院(1日から):日額6000円
- 通院(1日から):日額1000円
コープ共済の保険内容を見ると、県民共済に比べれば1000円高いですね。
それに+170円で最高1億円の賠償責任保険が付くのは魅力です。