1年ほど前、「国立大学の学費を私立大学並みに引き上げよう」という声が文部科学省から出て、国立大学志望の受験生やその親に大きな衝撃を与えました。
幸い今回は提言だけで具体化はしなかったようですが、財政赤字が減らない状況の下、このような動きは必ずまた出てくるでしょう。
そうなれば、国立大学の学費シミュレーションは今とは全く違うものとなるでしょう。
なかなか収入が上がらない中で、家計に占める学費の割合が、今後大きくなっていくことは確実です。
日本では低金利状態がもう20年以上続いています。先進国の中で日本だけが異常ともいえるこの状況は、先行き不透明感はあるものの、政府が景気回復を優先している現状ではまだまだ続いていくと思われます。
所得が増えない中、学資を貯蓄により賄おうとしても、利息が思うように付かないという苦しい状況が今後も続きます。
そんな低金利のなか、生命保険会社は、「学資保険」契約者のニーズに応え、少しでも返戻率を上げるための工夫を凝らした商品を提供してくれています。
そのような工夫の中に「保険料の一括払い」というものがあります。上手に使うことで返戻率を上げることにつながるため、契約者にとっては積極的に利用したい機能といえます。