学資保険でいくら準備する?お隣さんのリアルな懐事情

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学資保険でいくら準備する?お隣さんのリアルな懐事情!

 

【民間の教育ローン】

・審査が速い

・借入限度額が300~500万円

・金利が国に比べ高い

・借りた翌月から返済が始まること

 

7. 幼稚園から大学卒業までの学習費総額

『幼稚園3歳から大学卒業までの19年間、すべて国公立に通った場合』

=> 総額約1,020万円かかる

 

『幼稚園3歳から大学卒業までの19年間、すべて私立に通った場合』

=> 総額約2,500万円かかる

 

19年間すべて私立に通った場合の支出額は、19年間すべて国公立に通った場合の支出額に比べて、約2.3倍違いが出ます。教育費用は進路によっては、最高で倍以上になる可能性があります。

 

一番学費のコストを抑えられるのが、幼稚園・小学校・中学校・高校・大学と国公立に進学することですが、それでも約1,018万円の学費が必要となります。

 

最も学費が高いのが、オール私立コース。幼稚園・小学校・中学校・高校・大学(理系)とすべて私立に進学しますが、学費の方は約2,500万円の学費が必要です。

 

これは全て公立通いに比べ、約2.3倍も学費の負担が大きいということになります。もちろんこれは学費でありますので、受験に必要な受験料や下宿代などは考慮していません。ですので、教育資金は子どもが生まれる前から準備しておくことが大切です。

 

学資保険にかける保険料の相場と受取額

教育費を学資保険で補う事を考えている人はみてもらいたいのですが、月々いくらぐらいの保険料が妥当なのかわかりませんよね。そこで楽天リサーチ会社が行ったアンケート調査では、小学6年生以下の子供がいる方、20~40代の主婦のうち、「1万円~1万5,000円未満」と答えた人が最も多く、次に多かったのは「5,000円~1万円未満」でした。

 

あくまでこれはアンケート結果ですので参考にしてもらえればいいかなと思います。

 

選択肢 %
5千円未満 13%
5千円~1万円未満 31%
1万円~1万5千円未満 45%
1万5千円~2万円未満 5%
2万円~2万5千円未満 2%
2万5千円~3万円未満 1%
3万円以上 3%

※楽天リサーチ(2014年7月15日~7月16日/全国300人のうち学資保険加入者した主婦100人に調査)

 

続いて保険料の平均はわかったが一体いくら受取総額の設定をしている人が多いのか気になりますよね!そこで楽天リサーチ会社の受取総額の平均についてのアンケートを見てみましょう。

 

満潮金は、「200万円~250万円」が31.0%でトップ。月額1万円を18年間積み立てた場合の合計は216万円なので、計算が合いますよね。

 

選択肢 %
100万未満 6%
100~150万未満 19%
150~200万未満 16%
200~250万未満 31%
250~300万未満 9%
300~350万未満 12%
350~400万未満 2%
400~450万未満 1%
450~500万未満 2%
500万以上万未満 2%

※楽天リサーチ(2014年7月15日~7月16日/全国300人のうち学資保険加入者した主婦100人に調査)

 

これは参考にできるデータではありますが、調査サンプルが少ないため多少信憑性に欠けると思われます。しかし一般の平均目安はこれぐらいなんだと覚えとく必要があります。そして一般的な学費の平均額から保険料の相場を考えるのが基本ですよね!

 

1. 大学の初年度納付金から逆算して考える必要性

一般的な考えととして一時的にお金が最もかかる大学の入学費用を学資保険でまかなうという風潮になっています。教育費は貯蓄と学資保険で対応するものとすれば、学資保険の出番はいつがベストだと考えるべきでしょうか?

 

学資保険の加入時期や給付・払込のベストなタイミングを考える際に必要なポイントは、祝金を頻繁に受け取ってしまうと最終的な返戻率が下がってしまう所です。ここぞというときにまとめて受け取った方がお得でしょう。

 

その「ここぞ」というタイミングですが、多くの子育て世帯がもっとも入用になるのは大学入学時ではありませんか?受験時費用、入学金、授業料など初年度にかかる費用にプラス、下宿する場合は敷金・礼金など生活費も必要になってきます。

 

そうした負担が影響し、子育て世帯の平均貯蓄率は子どもが大学に入学するとガクンと減っていることが、文部科学省の調べでわかっています。2014年以降は消費税の引き上げされたので今後さらに負担が増していく事は避けられないでしょう。

 

文部科学省「平成21年度文部科学白書」や生命保険文化センターの調査によれば、大学入学時にかかる費用の相場は私立大学(文系)で150万円~200万円です。現実にはその他雑費もかかりますが、それらは貯蓄で対応すると考え、学資保険の受取総額は200~300万円あれば理想ではなでしょうか。

 

大学卒業時まで継続して学資金を受け取りたいと考える世帯は少ない金額かもしれません。4年間にかかる費用の合計は、私立(文系)で約690万円、私立(理系)で810万、公立で520万円、が相場なので、子供の学業を経済的に補うのを学資保険に頼るにしても350万円~400万円に留めておき、残りは貯蓄で準備しましょう。

 

すべて学資保険で用意するのは、あまりの保険料に解約する恐れもあり、大変危険なやり方だと思います。

 

大学の初年度納付金から逆算して考える必要性

 

1-1. 保険料の相場はやはり1万後半~2万円

 

保険料は、契約者(保護者)・被保険者(子ども)の年齢、受取プラン、払込期間などの条件によって大きく変わるので、ここでは契約者30歳、被保険者0歳で見積もったときを例として保険料考えて見てください。

 

各社の貯蓄型学資保険を調査し見積もってみたところ、受取総額を200万円~300万円に設定したときの月額保険料は約1万円後半~2万円ほどになりました。

 

受取総額を400万円まで上げると月額保険料が3万円弱かかってしまい、月々の負担としては少し苦しいと思いますが、年払いや、まとめて払い込むプランもあるので若干安く支払いをする事ができます。

 

一度に支出しても問題ない人は払込プランを変えてみるといのも一つ有効な手段だと私は考えます。

 

保険料の相場はやはり1万後半~2万円

 

2. 一番は教育計画ありきで受取総額の決定する事

 

ここでは、大学の初年度納付金から逆算して考える必要性に着目して私立大学の入学時費用から学資保険の相場について見てきました。

 

実際に加入する際は、想定する教育計画(専門分野で頑張ってもらいたいので、大学は考えてない)や家庭の収入、学資保険以外で溜める事ができる貯蓄がどれくらい用意できるのかなど、個別の視点から慎重に決定していかなければなりません。

 

学資保険は解約してしまうと積み立てた分がほとんど戻ってこないデメリットもあるので家庭の教育計画が全てだと考えていいでしょう。

 

教育費以外の出費もしっかりと考えたうえで、貯蓄に回せるお金がどのくらいあるのか、そのお金は長期に渡って払込できるかなどを計算していき、自分たちの家計にあった保険料を試算していかなければなりません。

 

一番は教育計画ありきで受取総額の決定する事

 

実際に学資保険でお金を準備した口コミ例

ここまで幼稚園から大学までの平均学費を知り、学資保険の保険料と受取総額の平均をみてきましたが、実際に学資保険を借りて生活している方々はどんな事を思っているのか気になりませんか?

 

そこで、実際に学資保険でお金を準備した口コミを4人の方にインタビューして聞いてみました。

 

Aさん『学資保険は私大の文系で前期分の支払いで終わる』と話す

Aさんは、「国公立、私立大によっても変わるが、私立大の文系で前期分の支払いで終わりそうだと話していました。さらに入学金、受験料だけではなく、その他にもいろいろ最初に支払う金額が100万弱かかるという事で、学科によっては変動があり、場所によっても違うので計算できない」と発言。

 

プラス、「上京先での家賃や下宿先など学費以上に生活費が大きくかかっており、今は月5000円の風呂なしの住宅に下宿して学校に通うっていうのもなかなかない」と話していました。

 

確かに、オートロックの賃貸なんて言ったら月10万の家賃とかかってしまいますよね。生活費や家賃までとかかると考えたら、いくら用意しても足りないような気がしてならないです。

 

これを考えると100万円は初期費用でなくなってしまい、それから毎月7〜10万円位を学費のために工面できる家計であれば、頑張っていけそうな感じがしますよね。

 

「下宿だったら月20万くらいを家計から捻出しなきゃいけない!?う~ん・・無理だな・・なんて思っちゃうので、うちは、大学進学時に500万円の設定にしました。なので今、必死です・・。」と少々弱気で話していましたが、他に回すお金がないくらい、今の時期貯めているのではないかと思う。

 

あと数年の我慢でお子さんが中高生の時にはお金を引き出さなくて済むよう頑張ってもらいたいが、現時点の最低値で試算して準備しても足りなくなる可能性が高いことも、今のうちから意識しておく事が大事そうですね。

 

Bさん『受取額100万は少ないと断言』と話す

Bさんは「満潮金100万は足りないですよ。受験費用だけで数多く受ければ20万~30万は軽く飛びます。私立文系の初年度の学費は100万~130万ほど。最低でも150万は必要ですよ。それと、入学時にパソコンやらいろいろ取り揃えたら50万ぐらいは必要かもしれませんね。もちろん理系なら、もっとかかります。」と話していました。

 

つまり初年度の学費150万~200万越える事は考えなければならず、200万~300万の設定をするか貯金で積み立てていければ大丈夫なんじゃないかと考えがちです。

 

しかし、満潮金の設定で100万しか学資保険がかけられないなら、貯金をすればいい問題なので、何も学資保険で賄うことは無く、本当に大事なのは現金だという事がわかるインタビューでした。

 

Cさん 『受取額500万が理想としていたが…』と話す

Cさんは、「うちはまだ幼いですが、学資保険を決めるときに、1人につき500万が理想というのを、よく耳にしました。でも、支払いを考えるとなかなか厳しいです。結局、1人目200万、2人目100万、3人目200万で半年払いにしています。医療保険などはつけませんでした。高校卒業時に満期で受け取るつもりで考えています。」

 

これは中学入学時、高校入学時にも受け取れますが、そこに手を付けてしまうと本当にお金が必要な時にお金が返ってこなくなってしまいます!

 

大学入学すると自宅から通えるのが一番ですが、一人暮らしとなると、莫大な費用がかかるのは目に見えているので子供のためにも残しているそうです。

 

Cさんは「うちは大学は考えておらず、資格を取り、高卒で就職の予定です。転勤族のため、高校も寮生活を送ってもらうため、そこで大きな出費となる予定です。大学に行くのであれば、それはもう子供の力で行ってもらうつもりです。」と話していましたが、この先の状況など誰にもわかりません。

 

”もしも”の時(高校卒業時就活がうまくいかない、資格がとれなかった)に備えているのかもしれないです。

 

Dさん 『満期で下りる金額は多いほどいいに決まっている』と話す

Dさんは、「満期で下りる金額はそりゃ多い方が良いですよね。絶対学費に使うべきではなく、領収書を提出しろと言われるわけじゃないので!お金なんて余って困る事もないので、大学入学時に100万あれば大丈夫なはずですが、100万あれば手出ししなくてよいわけではありません。」と話していました。

 

これはお子さんの学習状況で進学先が変わる事で金額も変わる事を説明していると思われます。進路というのは、前もって決まる事なので、大学入学時に突然変わる事も無く、遅くとも高校に入る頃にはある程度は見えてくると考えられます。

 

その時に保険ではなく貯金で対応していけたら得策ですよね。保険は万一に備えての事なので、保険料が負担にならないようにするのが原則にあります。

 

手元の貯金は堅実に利率が悪くても普通や定期で貯める。またある程度のリスクをとっても投信や積み立ての形で、18歳時点で解約を目指して貯金するなどの手段もあります。

 

貯金は学資より利率が悪く、高い利率を求めるとリスクが増えます。しかし、いざと言う時、保険だと解約すると状況次第で元本が割れますが、貯金は崩すだけで貯めた分以下になる事はありません。また途中で思ったより学費がかかる事があります。

 

塾代がかさむ、高校から私学になってしまうなどが一例です。そこを節約するとなると、最終目標の大学が変わる可能性があるので、途中でお金が必要になる場合も想定しないといけません、収入が右肩上がりと保証されるのでなければ、保険は保険金額より、保険料が負担にならない最低限である事をお勧めします。

 

備考:貯蓄と学資保険の半々で準備すると生活に余裕が?

4人のインタビューから学資保険の満潮金設定を高くすればよかったと思う方が多いと感じまたが、学資保険を実際に上げるだけで生活に余裕ができるのでしょうか?実際の試算を見てみましょう。

 

学資保険金受取総額 月額保険料
例1 約700万円 約3万円
例2 約350万円 約1万5千円

(契約者:30歳男性 被保険者:0歳 返戻率110%程度の学資保険のケース)

 

私立大学文系を目指して進学資金を準備していくとなると、大学の教育費だけで約700万円が必要になりますよね。例1のように、これをすべて学資保険で準備しようと考えた場合月々約3万円の保険料を負担する事になります。

 

他の保険にも保険料を支払っているうえに、もし将来年収が減ることになっても学資保険はその性質上減額しづらく、この例1では多くの家庭は保険料貧という結果になってしまいます。

 

それと比較すると、例2のような目標金額の半分を学資保険で準備するとします。そうすると月々の保険料も1万5千円と半額になり、一般的な学資保険の平均保険料もこの程度の金額と言えます。

 

今回は返戻率(払込保険料総額に対しての保険金受取総額の割合)が110%と比較的利回りの良い学資保険に加入したものとして考えていますが、学資保険は生命保険会社や加入条件により利回りが大きく変わりますので、必ず複数社の保険商品・プランを徹底的に比較し、保険料や返戻率を確認した上で加入するようにしましょう。

 

多くの人が生命保険や医療保険などに加入しているように、そうした保険の必要性もあるのは確かで備えがある事に越した事はありません。

 

しかし、人生のリスクをすべて保険では対応しようと思ってもできないです。なぜなら、いざというときに本当に必要なのは柔軟に全てに対応できる現金になるからです。

 

そこで貯蓄と学資保険の半々で準備しとく事が生活に余裕をもたらしいざという時に対処できると考えられます。補足ですが、私立大学文系を学費を例として考えた理由は、国公立大学の学費も10年先もたてば上昇することが考えられることから高い学費の私立大学文系を例にしました。

 

現時点の最低値で試算して準備しても足りなくなる可能性が高いことも、今のうちから意識しておきましょうね。時代は常にどんどん変化していくので、細かい情報にも耳を傾ける必要があります。

 

学資保険でいくら準備する?お隣さんのリアルな懐事情まとめ

・『幼稚園から大学の学費』

・『学資保険の保険料・受取額』

・『実際に学資保険利用の声』

この3点にポイントを置いて学資保険について伝えてきました。

 

いくら準備すればよいのかは、教育計画に全てかかっています。例えば、大学ではなく、専門性を、重視した学校で勉強し活躍してもらいたいと考えているのであれば高校までの学費を考慮して教育計画をするなど個々で変わってくる問題になります。

 

周りの家庭がいくら用意しているのか気になる所ではありますが、あくまで参考程度にしてお子さんが毎日笑顔で楽しんで学校に通える環境を与えて上げるためには、どのくらいのお金を用意するのがいいのか考える事が一番必要な事だと思います。

 

学資保険でいくら準備する?

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