
しかし、金利が高い時期に保険に加入された場合は、その分貸付利子率も高くなってきますので、注意が必要です。
なお、契約者貸付を受けられるのは「契約者」本人だけです。
契約者貸付を活用するまでの流れ
手続は所定の書類の提出が原則ですが、保険会社によってはATMで借りられるように、専用のカードを交付しているところもあります。
申請してから、実際にお金が振り込まれるまでは3日から1週間程度かかります。
緊急の場合には、契約している生命保険会社に相談してみてください。
1.保険会社への連絡
保険会社のコールセンターに連絡電話をかけますが、契約者の本人確認が必要です。そして、証券番号も必要ですから、契約時にサインした書類を用意してください。
2. 手続きの書類の発送
保険会社へ、手続に必要な書類を送ります。
3. 必要書類を記入して保険会社に返送
「契約者貸付申込書」を記入後、保険会社に送り返します。
4. 貸付金の振込
保険会社から口、座に融資金額が振り込まれます。普通、振込みには約一週間前後かかります。保険会社により、専用のカードでATMからお金を引き出すこともできます。
目次
2-2-2 保険料を下げるために契約の一部を解約する方法
これは保険料を下げるために、学資保険の一部だけを解約する方法です。
保険契約の一部解約をすることを減額と言いますが、たとえば保険料の支払いが月々30,000円だとすると、減額して、保険料を半分の月々15,000円にすることもできるのです。
半分解約と同じ意味なので、この時点で貯まっていた返戻金の半分を受け取ることができます。全部解約してしまうよりも、ずっと損が少ないですね。
この契約の一部を解約する方法は、ある一定の金額まで下げることは可能ですが、できるだけ将来の満期金を受け取るため、支払える保険料があるのなら継続した方がいいでしょう。
しかし、現在の契約内容により、月々の支払いの金額が5,000円未満になるような場合、保険会社は全部の解約を求めてくる場合もあります。
2-2-3 保険料を支払わないようにするために払い済み保険にする方法
たとえば、保険料を支払うことができなくなった場合、支払いを中止し、その時点まで積立てられた金額の割合に応じて、満期金が受け取れる払い済み保険制度というのがあります。
この制度が活用できると、今後保険料を支払うことなく、将来の満期金を受け取ることができます。
これは、生命保険や養老保険や終身保険で活用できる制度です。
たとえば、100万円の解約払戻金が貯まっていた場合、その割合に応じて再計算を行い、将来の学資祝金などを受け取ることができます。
しかし、中には学資保険の払い済み保険ができない商品もありますので、保険会社には必ず確認をとりましょう。
また、商品によっては、これまでの利率を引き下げられることもあるので、要注意です。
2-2-4 解約のタイミングを見計らう方法
これまでの3つの対処法を検討した結果、やっぱり解約をするという結論に至った場合には、解約するタイミング次第で返ってくる金額も違ってきます。
学資保険は解約をすると、それまで積立られた金額(解約返戻金)は戻ってきますが、解約の時期により戻ってくる金額が違います。
たとえば、契約者が30歳の男性の場合で、子供が0歳、保険料が月々13,030円、保険料払込期間が18年、学資保険解約9年の学資保険では、契約してから8年目に解約すると、返ってくる金額は約124万円(99.1%)ですから、実際払込んだ保険料よりも少なくなります。
しかし、1年ほど待って9年目に解約すると、返ってくる金額は約140万円(100%)になり、払込んだ保険料のお金がそのまま戻ってくることになります。
この例のように、解約するタイミングを少し後にずらすだけで、これまで払い込んだ多くのお金を取り戻すことができるのです。
いかがでしょう、学資保険の解約を考える時、このように4つのポイントを抑えることにより、これまで苦労して積み立ててきた大切な教育資金を少しでも多く残すことができるのです。
2-3 学資保険は解約しない方がお得!
学資保険は、子供が生まれた時に加入しますが、親心として自分の子供により良い人生を送らせてあげたいのは当たり前のことですね。
そして、そのような気持ちが、学資保険の保険料をつい高めに設定してしまいがちです。
しかし、数年後に仕事が変わったりして、生活に変化が起き、保険料の支払いが難しくなった時には、可能な限り損をしないように方策を立てましょう。
本来ならば、学資保険は解約せずに、最後まで掛け金を払い続け、満期の教育資金を受取る方が一番お得になります。
また、子供の学資の貯蓄で学資保険は積み立てますが、それにプラスして、契約者が、もしも、死亡した場合は、保険料の支払いを止めて、お祝金や満期金だけ受け取れる保険も多いようです。
本来、一家の大黒柱のお父さんが、万が一死亡して、収入がなくなったとしても、子供の教育資金だけは確保できるようにしておくことです。
もし、学資保険に、子供の育英保険や医療障害保険やが付いているのなら、その部分は掛け捨てになりますが、子供に医療費がかからない地域であれば、特約を外すことで少しお安くなります。
或いは、一時的にお金が必要なら、利息はかかりますが、融資を受けることもできます。さらに、満期の金額を下げると、月々の支払いの減額もできます。
学資保険の毎月の振り込みが厳しくても、もし耐えきれるのであれば、解約しないで払い続け、満期を迎えた方が絶対にお得なはずです。
2-3-1 最悪の場合クーリング・オフ可能!
子供の未来を豊かに成長できるように、現在の資産状況などを踏まえ、諸々勘案した上で加入する学資保険ですから、それを取り消すことはそうざらにないはずです。
しかし、人生、いつ、どこで、何が起こるかはわかりません。
仕事が変わる、生活の変化など、やむを得ない事情で、資保険を解約しなければならない状況がくるかもしれません。
その場合、学資保険のクーリング・オフは、ほとんどの保険で可能です。
元々、保険の個別訪問販売は、一定期間内であれば無効にできる制度を受け付けている保険会社が多いようです。
具体的には、それぞれの保険会社の規定に準じますが、基本的には、契約の申込日、もしくは第1回保険料相当額を支払った日から8日以内であれば、クーリング・オフは可能です。
保険会社の中には、この期間が15日以内など、一般のものよりも長いクーリング・オフ期間を設けている場合があります。
クーリング・オフをする時、契約解除は、書面でその旨を申請する必要があります。しかし、一方的に解約申請書をいきなり送りつけるよりは、電話で一本連絡を入れて相談する方が良いでしょう。
もし、契約している生命保険会社で指定の解約申請書がある場合、それを送付してもらいましょう。ただ、保険会社のクーリング・オフは、医師の診察の後であったり、法人による契約などの事情がある場合、解約できないこともあります。
また、特約だけ撤回のように、一部だけの解除はほとんどの場合不可能なので、その時は契約を全て白紙に戻した上で、もう一度再契約ということになります。
3 学資保険の契約時から解約のリスクを下げるポイント!
学資保険で損をする人のパターンは、全く保険というものの認識がないままに加入をしてしまった人がほとんどでしょう。
たとえば、生命保険の保険料の値上がりで、学資保険の加入が不可能になった人、大学入学の時にタイミングを合わせたはずなのに入学金の支払いが間に合わず分割納入する人。
そして、以前から加入している保険契約を整理し新しく加入し直そうとしたところ健康問題で加入不可になった人など、そのようなケースでは学資保険で損をしてしまう場合が多いのです。
そもそも、解約の危険性を最小限にするために、契約前に学資保険の利率に注意してすることが重要です。
ここからはそんな時に役立つ、保険料負担を安くできるかもしれないポイントをご紹介します。
3-1 各社の学資保険の割引機能を活用する
毎月の保険料はできるだけ安く抑えて、学資保険には加入ししておきたいと考えるのは誰でも同じ気持ちでしょう。おそらく学資保険ばかりなく、その他にも家族の医療保険や生命保険に加入しているご家庭は多いのではないでしょうか。
同じ保険会社の違う商品を同時契約することで、保険会社により、保険料が安くなる制度もあるようです。
たくさん子供がいるという家庭ならば、保険料は子供の人数分、とても高額になってしまいます。もしも、学資保険の内容が同じであれば、兄弟割引制度付きの商品を選び、割引制度も利用できるのです。
3-2 保険料の支払い方法による割引を活用する
支払い方法によって、保険料の支払い総額が違ってくる場合もたくさんあります。契約金額の全額を一括で支払えば、ほとんどの保険会社で保険料が割引になります。
或いは、現金での支払いに比べると、銀行引き落としや、自動振り替えの方が多少安くなります。他にもインターネット特典を設け、ネットで契約の手続きをすると割引がある保険会社もあり、この時代ならではのお得な制度ですね。
これらの割り引き制度の利用や支払方法の選択により、学資保険を安く、少しでもお得にすることができるのです。
3-3 返戻率のみに絞った貯蓄型の商品を選択する
学資保険は、将来の子供の進学に必要なお金を調達するために計画し、加入するものですから、よく考えて選ぶ必要があります。
学資保険は、保険金の給付のされ方にそれぞれの違いはありますが、これまで積み立てた保険料を、未来の子供の豊かな生活のために受け取るのは同じでも、満期時に全額をまとまって受け取る場合や、中学や高校の進学時にも、その一部がお祝い金として受け取れる場合があります。
大学の資金が必要なだけで、中学・高校の資金は考えなくてよい場合、どちらの保険を利用すべきなのかが変わってきます。
学資保険を大学の入学金にあてたい場合は、17歳満期にして、17歳のうちに受け取っておいたほうが確実でしょう。
また、親が亡くなった時の保障がついている学資保険もありますが、もし生命保険に入っているのなら、学資保険にまで死亡時の保障を求める必要はないでしょう。
原則として学資保険は、契約者である親が死亡、または高度障害状態になれば、それ以後の保険料の支払いは必要なくなり、予定の保険金は支払われる仕組みになっています。
それと同様に、子供の医療保障なども、学資保険にセットする必要があるのかどうか、よく考えて選択すべきでしょう。
学資保険は、あくまでも進学資金準備の目的のためと割り切り、給付の仕組みと返戻率に絞って選択をすることで、結果として毎月の保険料負担も軽減される可能性が大いにあるのです。
3-3-1 貯蓄型の学資保険を選ぶメリット
学資保険における第一ののメリットは、契約保険料さえきちんと払っていれば、必要な時期に必要な資金を受け取れるというところです。
自分で教育資金を貯蓄をしようと思っても、貯蓄はついつい後回しになりがちで、目標の資金に到達するのは思う以上に大変なことです。
そういう時に、学資保険に加入しておけば、子供が小さいうちから毎月決まった額を保険料として支払うことで、必要な時に、利息付きの給付金を受け取れるのです。
学資保険の年齢の契約条件は、被保険者である子供が、生まれる前、もしくは0歳から15歳ぐらいまでの間に設定されている商品がほとんどです。
子供が小さいうちは、教育費はそれほどかかることはありません。
ですから、教育資金が必要でない子供が小さい内から、やがて大学の入学資金などが必要となる時に備えられるのが、学資保険に加入するメリットですね。
学資保険解約前に知っておきたいポイントまとめ
いかがでしたでしょうか。
もし、学資保険を解約しようかどうか迷っていたら、ここで紹介た4つのポイントをおさえて、これまで積み立ててきた大切な教育資金を少しでも多く受け取ることもできるのです。
その4つのポイントとは以下の通りです。もう一度 おさらいをしておきましょう。
- 一時的に契約者貸付制度でお金を借りる方法
- 一部解約して保険料を下げる方法
- 払い済み保険にする方法
- 解約するタイミングを見計らう方法
この4つのポイントを頭に入れて、学資保険を解約する時に役立ててください。